今回は、外出しにくい時期でもおうちで楽しく遊べるよう、おままごと用のキッチンとお砂場を手作りしたパパの体験記です。
愛情たっぷりの手作りおもちゃは、お子さんたちのお気に入りになっているようです。
また後半では、「パパの手作りおもちゃ箱」を掲載しています。
「パパの手作りおもちゃ大募集」のインスタグラムの企画に応募してくださった方の作品です。
すべての作品には、「パパと子どもの手作りおもちゃ」の記事を執筆くださった、工作名人の山本博之さんのコメント入りです。
おもちゃの包丁で食べ物をザクザク切ったり、料理をお皿によそったりと、最近おままごとにはまってきた長女。
その姿を見て、長女のための小さいキッチンがあるといいな、と思いました。
そこで子ども用キッチンを購入しようと、どのようなものがあるのかインターネットで調べたり、実際に売っている店にも行ったりしました。
どの商品も素敵なものばかりでしたが、家で長女が遊んでいる様子を見ていると、調理台が広いほうが遊びやすいのではないかと感じました。そこで、長女に合わせて自分で作ってみようと思いたちました。
キッチンのデザインはママに考えてもらいました。
ママ考案のデザインに合わせて、私が必要な材料を考えました。
ほぼすべて、ホームセンターでそろえることができました。
シンクを本物のイメージに近付けるため、カラーボックスにボウルをはめ込みたかったのですが、その穴を空けるには専用の工具が必要でした。
そこでホームセンターでの加工サービスを利用しました。カラーボックスとボウルを持ち込み、ボウルがスッポリとはまるように、丸くくり抜いてもらいました。
カラーボックスには、娘の好きなピンクと水色のペンキで色を塗った木の板や、すのこをネジで取り付けました。
デコレーションはママにお任せしました。100円均一ショップでタイルのようなシールを買ってきて、シンクの周りに貼ったり、看板を作ったりしてくれました。
完成イメージを固め、材料の購入、ペンキを塗り組み立て、完成させるまでの時間は、だいたい丸一日程度でした。
完成すると、長女はさっそく扉を開け閉めしたり、「いらっしゃいませ」といってカウンターから顔を出したり、と、大はしゃぎで遊びはじめました。
この場所には食べ物を置いて、この場所には食器を置いて、とママと相談しながら整理整頓して、自分だけのキッチンに喜んでいたようです。
特にお気に入りなのはボウルで作ったシンクです。そこにプラスチック製の野菜を入れて洗う真似をするとジャラジャラと大きい音を立てますが、その音が実際に洗っているような感じが出ていて楽しいようです。
二つのカラーボックスを使って大きなサイズで作ったので、今ではキッチン用品だけではなく、おもちゃも入れる場所としても利用しています。
扉がしっかり閉まるように磁石をつけたので、おままごと道具以外の大切なものも扉の中にしまっています。
カウンターキッチンにしたことも良かったようです。1歳の次女と“お店やさん係”、“お客さん係”を交代しながら遊んでいます。
その姿がとても愛らしいので、また何か娘たちのために作りたいなと感じました。
工作名人:山本さん
既成のカラーボックスやスノコ、ボウルなどを上手に工夫して使っていますね。
ままごとあそびは年齢であそび方が変わりますので、それだけにお子さんが大きくなってもずっと大切にしてくれるのではないでしょうか。
カラフルな色合いもステキです。
おもちゃというよりは遊具になりますが、新型コロナウイルス感染症の影響で外出自粛を余儀なくされ、娘たちが思うように公園で遊べなくなったため、砂場を作ることにしました。
衣装ケースに砂を入れて好きな場所で遊べるようにする方法も考えましたが、せっかく作るなら砂場の中に入って砂遊びをさせたいと思い、庭に砂場の木枠から作ることにしました。
すべてホームセンターで購入しました。
以下の手順で製作しました。
どのように作るか試行錯誤をしたので、製作日数は一週間とやや時間がかかってしまいました。
早く作ってあげたいという思いで、出勤前に早朝から作業した日もありました。
購入するもの、設置場所を決めれば、一日、二日で作れるかと思います。
雨水はほぼ入らないのですが、設置した場所がずっと日なたになっている場所ではないので、子どもたちが水を使って遊んだあとなどは、しばらくレジャーシートを外して中を乾かしたり、砂をかき混ぜたりしています。
子どもたちは、完成した砂場を見ると、すぐに砂場セットを持ってきて、お昼ご飯も忘れるくらい夢中になって遊んでいました。
砂山を作ってトンネルを掘ったり、木枠に取り付けた腰掛けに座ってお団子をたくさん作ったりして遊んでいます。
1歳の次女も、砂を触っているだけでも楽しいようで、散歩に行かない日などによく遊んでいます。
一度作れば完成ではなく、もっとこうしてあげたい、ああしてあげたいという気持ちになり、日々改良しています。
最近では、夏の日差しが暑すぎるということと、エアコンの室外機の風が当たる場所であったということに気付き、サンシェードをつけました。
子どもが喜ぶ顔をみるのが嬉しいだけではなく、工作等は得意だと思っていなかった自分が、このようなものを作ることができたという喜びも感じています。
新型コロナウイルス感染症が落ち着くまではなかなか友人を呼べませんが、いつか友人の子どもたちと楽しく遊べる日が来ることが楽しみです。
工作名人:山本さん
木枠のところに作ったミニベンチがとてもいいですね。
ベンチがあるだけでパパママもいっしょに座りながらお砂遊びに参加してしまいそう。
日々改善されているとのことなので、お砂遊びから発展した遊具も作ってしまいそうなパパにワクワクします。
雄一さん
相模原市在住 34歳
4歳と1歳の女の子のパパ
「パパの手作りおもちゃ大募集」のインスタグラムの企画に応募してくださった方の作品をご紹介します。
工作名人:山本さん
ラップの箱と芯でしょうか?廃材を上手に利用していますね。
1つ目のボールが下まで落ちると勢いでミニカーが動き、その動きで糸がひっぱられ2つ目のボールが動き出すという仕掛け。
単純な動きのように見えますが、とても考えられたカラクリですね。
工作名人:山本さん
牛乳パックは上質の紙を使っているので、中に詰め物をする、力のかかる方向を考えて工作をするなど、気をつけると力にとても強い素材になります。
お子さんが乗っても大丈夫だという馬。とてもかわいらしくできていますね。
ご応募いただいた方々、どうもありがとうございました。