妊娠から出産そして授乳期とホルモンの分泌は大きく変動します。
産後の慣れない育児のストレスや睡眠不足で更にホルモンは乱れます。
心身ともに不安定になり、イライラして落ち着かない気持ちになったり、気分が落ち込み涙が出たり。
育児疲れや孤独感、家事と育児を両立できない罪悪感から、まじめな頑張り屋のママは産後うつになることもあります。
ママがひとりで抱え込まないように、心のサインに気付いてください。
大切なのはママとのコミュニケーション。
夫婦で過ごすゴールデンタイム(夜7時~10時)の活用をおすすめします。
特に妊娠期はお腹も張りやすくむくみやすい時間帯です。
夕飯のお片づけなどパパの出番。
お休みの日だけでも大丈夫。
夫婦で会話を楽しみながら赤ちゃんと一緒に成長して夫婦の絆を作れるといいですね。
そう、ママの一番の理解者はパパなのですから。
ひまわりレディース&マタニティクリニック(平塚市)
師長 鶴原 たみ子 (つるはら たみこ)
この調査は、女性たちのライフステージごとの愛情の配分先の変化をグラフ化しています。
結婚直後のトップは「夫」ですが、出産後、妻の愛情は子どもに注がれ、夫への愛が急降下。でも、子育てが大変な乳幼児期に「夫と二人で子育てした」と回答した妻の愛情は徐々に回復し、「私一人で子育てした」と回答した妻たちの愛情は低迷を続け、仮面夫婦や熟年離婚の原因になるかもしれません。
パパの育児は、子育て中や子育てが終わった後の夫婦関係に効くのです。
資料)渥美 由喜 氏(ダイバーシティ コンサルタント)提供
パパの育児で最優先すべきは「妻のケア」。妻をねぎらい、妻の話を最後まで聞きましょう。夫婦の会話でアドバイスは不要です。
NGワードは「手伝おうか?」。お手伝い感覚ではなく、育児のしんどさをシェアすることで妻に感謝され、夫婦の間にチームの絆が生まれます。
NPO法人ファザーリング・ジャパン
理事 東 浩司 (あづま こうじ)