子育てが始まると、お食い初めや誕生日、入学式など、子どもを囲んで祖父母と関わる機会が増えます。でも、価値観のちがいやコミュニケーション不足などから、すれちがいやお互いのストレスのもとになることも。そこで、祖父母とのコミュニケーションがぐんとアップする秘訣です。
ママが祖父母に直接言いづらいことを、パパから上手に伝えてみよう。祖父母の考え方を、パパからママにやんわり伝えてみよう。また、家族で集う行事の手配や準備をパパがすると、ママの負担軽減に。遠方に住む祖父母には、パパからメールやSNSで孫の成長を共有してみよう。
子どもにとっていろんな大人の価値観にふれることはいいこと。うちの子育て・孫育てスタイルについて、チームで話しやすい雰囲気をつくっておこう。
パパからも、祖父母にありがとうの気持ちを伝えてみよう。ことばが照れくさかったら、祖父母の誕生日や敬老の日に、パパから食事に誘ったり、プレゼントを贈ったり。チームの笑顔のもとです。
ひと昔前は子育てが一段落してから親の介護を行うのが一般的でしたが、晩婚化・晩産化が進む現代では、子育てしながら介護に直面する方が増えつつあります。介護や子育てなど、複数のケアが同時に必要な状況をダブルケアと呼びます。
子育てや介護はまだまだ「嫁や娘」というように女性が多くを担っています。
夫が理解してくれる、話を聞いてくれるだけでも負担が軽くなることがダブルケア調査※から分かりました。
ダブルケアに直面した時を想定して、普段から親との関わりや介護のこと、その負担や分担について、夫婦や家族で前向きに話し合っておくことが大切です。
ダブルケアに関する情報は 一般社団法人ダブルケアサポート http://wcaresupport.com/
※「東アジアにおける介護と育児のダブルケア負担に関するケアレジーム比較分析」(研究課題番号24310192)