スマートフォン用メニュー スマートフォン用 ログイン
かながわパパ応援ウェブサイト
かながわ版父子手帳

おうちで仕事 with キッズ

育児も仕事もあきらめない!パパの在宅勤務奮闘記

公開:2020年7月

新型コロナウイルス感染症をきっかけに、急速に普及している在宅勤務。
これからウイルスの感染拡大が収束しても、新しい生活様式に沿った働き方として、パパやママが自宅で仕事をする機会が増えそうです。

今回の記事は、ご夫婦で力を合わせて育児と在宅勤務を両立したパパの「おうちで仕事 with キッズ」の体験記です。夫婦のどちらかに負担を押し付けないように工夫しながら在宅勤務をしている様子は、現在育児中のパパやママにはもちろん、上司や子どものいない同僚の方など当事者以外にも参考になるエッセンスが満載です。

後半には、令和時代の働き方に詳しいリクルートワークス研究所の大嶋寧子さんのコメントも掲載しています。


突然始まった「おうちで仕事 with キッズ」

普段は娘を保育園に預けて夫婦共働きをしている我が家。

しかし2020年4月上旬~5月末は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために緊急事態宣言が発令されたことで、パパとママは在宅勤務、娘の保育園は登園自粛となり、家族全員が家で過ごすことになりました。

今回はそのドタバタの日々を振り返ります。

家族構成

パパの顔のイラスト

パパ

メーカー勤務
事務職

ママの顔のイラスト

ママ

保険会社勤務
(時短勤務)
事務職

娘の顔のイラスト

2歳半
保育園
2歳児クラス


「おうちで仕事 with キッズ」の標準的な一日

在宅勤務中はこのような流れで過ごすことが多かったです。

6:00 6:00すぎ パパ、ママ起床
娘の起床前に、それぞれ家事やメールチェック等を行う。
7:00 7:30 娘起床
家族全員で朝食を食べます。
8:00 8:00 ママ在宅勤務開始。
パパが娘の朝の準備(着替え、歯磨き等)を担当。
9:00 9:00~12:00 パパ在宅勤務開始&集中タイム。
ママが仕事の合間に昼食の支度、遊び相手を担当。
10:00
11:00
12:00 12:00 なるべく三人で昼食。
13:00 13:00~16:00 パパが仕事の合間に遊び相手を担当。ママ集中タイム。
(但し、娘のお昼寝の寝かし付けはママのサポートが必要)
14:00
15:00
16:00 16:00 ママ在宅勤務終了
娘と一緒に買い出しや夕食の支度。パパ集中タイム。
17:00
18:00 18:00 なるべく三人で夕食。
夕食後、パパは引き続き残務を行う。
19:00
20:00 20:00 パパと娘でお風呂。
忙しい時はママとお風呂。
21:00 21:00 ママと娘就寝。
パパは在宅勤務終了後に洗い物や簡単な掃除。
22:00
23:00
24:00 24:00 パパ就寝。

家事も育児も夫婦で分担

普段から家事は夫婦で分担していて、主にパパが掃除と洗い物、ママが料理と洗濯の担当です。在宅勤務を理由にその分担を変更することはしませんでした。

また育児に関しても役割分担をしていて、主にパパが遊びとお風呂を受け持ち、ママは寝かしつけを担当しています。
娘も役割分担を理解しているのですが、片方が仕事に集中している時に、もう片方を求めることもあり、そのときには大変でした。たとえばパパが寝かしつけをしようとすると、「パパいらない、ママがいい」と泣き叫ぶことも。そのようなときには夫婦でお互いをサポートしながら乗り切りました。

双方の両親が遠方のため、周囲のヘルプを求めにくい状況でしたが、以前から育児に積極的に参加できていたため、娘もパパと二人で過ごす時間に抵抗はなく、ママへの過度な負担増を避けることができたと思います。


「おうちで仕事 with キッズ」で工夫したポイント

スケジュールは夫婦で共有

事前に会議スケジュールは夫婦で共有することを心掛けました。
急遽オンライン会議が設定されることになったときにはママと相談し、臨機応変に子守をバトンタッチして乗り切りました。

「娘と過ごす場所」「仕事に集中する部屋」を別にして、一日の中で夫婦で仕事場所をスイッチ

リビングで娘を見ながら仕事

娘の世話をする方がリビングで過ごし、オンライン会議や仕事に集中する方が個室で仕事をするようにしました。
一日に数回、PCを持って夫婦で仕事場を交換していました。

オンライン会議中に娘が個室に侵入してしまい、会議で娘の声が聞こえてしまった、というハプニングもありましたが…。
この「仕事に集中できる空間を確保し、それを夫婦で交換」というのは有効でした。

事前に上司へ相談!家庭の事情を伝え、理解を得る

娘と公園でお散歩    

夫婦で子どもを見ながら在宅勤務をしている、という状況について、会社の理解は比較的得られていたと思います。 事前に上司と相談し、可能な範囲で会議の時間や子どもの世話をする時間に配慮してもらいました。

また、夫婦ともに、「娘は普段、長い時間を保育園で過ごしている。いつも親と離れている時間が長いのだから、在宅勤務中はなるべく独りぼっちで遊ばせたり、テレビばかり見せたりすることはしたくない」という思いがありました。

そのため、日中は極力娘と過ごせる時間を優先し、仕事が残っているときは会社の規則の範囲内で、夜間(夕食後)や早朝に作業時間を確保していました。(業務が逼迫しているときは週末の夜に仕事が及ぶこともありましたが…)
2歳の娘はまだまだ一人では遊べず、家の中だけでは退屈してしまうので、家庭が優先だと割り切って短時間公園に連れて行くこともありました。

定期的におもちゃを補充

娘とブロック遊び

娘が興味を持ちそうなグッズを定期的に補充することも心掛けました。
ブロック、絵本、お絵かきグッズ、シャボン玉、シール、パズル、スーパーボールすくい等を購入しましたが、特にブロックはパパが子どもの頃に遊んでいたのでコツを教えることもでき、気に入って遊んでくれていました。

お絵かきグッズを始め、多くのグッズは100円ショップで揃えることができるので、家計にも優しく助かりました。


「おうちで仕事 with キッズ」の感想

  

思うように仕事がはかどらず、寝不足の日も続きましたが、可愛い盛りの時期に平日の日中も娘の側で過ごせることは貴重な機会だとプラスに考えて、この自粛期間を乗り切ることができました。
夫婦どちらも仕事を優先させたい時間が重なってしまったりして、苦労した日も本当に多かったのですが、振り返ってみれば、今後これ程家族と一緒に過ごせる時間はないかもしれません。
(パパ)

大変な時期でしたが、パパの頑張りのおかげで乗り切ることができ、家族の絆もより深まったように思います。
新型コロナウイルス感染症の今後の状況についてはまだまだ不透明ですので、また娘と一緒に在宅勤務をすることがあるかもしれませんが、その時も皆で協力し合っていけたら良いなと思っています。
(ママ)

大切な2つの「すりあわせ」

パパが小さいお子さんと在宅勤務をする時には、2つの「すりあわせ」が大切です。

1つ目は、家事や育児の分担についてのママとのすり合わせです。
6歳未満の子どもがおり、夫婦ともに雇用されて週35時間以上働く人の平日の家事・育児時間は、男性で53分、女性で303分と大きな差があります(総務省「社会生活基本調査」2016年)。ただでさえママの分担が多いまま、小さなお子さんとの在宅勤務をすることになれば、ママの負担は膨大なものになります。パパの通勤時間が浮いた分を家事・育児に充てるなど、お互いに納得感を持ちやすい方法を洗い出してみましょう。

2つ目は、会社とのすり合わせです。
小さなお子さんとの在宅勤務では、想定外のことがいくつも発生します。一方、毎日職場で顔を合わせる時と違い、在宅勤務では意識しなければ上司や同僚とのコミュニケーションの量や質が低下するため、誤解や違和感が生じやすくなります。小さな子どもがいることで仕事にどんな影響が発生しそうか、どのような働き方であれば役割を果たせそうか、自分から積極的に上司や同僚に開示し、相談することが必要です。

会社もまた、在宅勤務をするパパの多様な状況に配慮する必要があります。仕事や働き方の相談を歓迎することを明言し、個々人の希望や制約条件を踏まえた上で、本人が家庭にもコミットしながら、もっとも業績を上げやすい働き方をともに考える姿勢が大事でしょう。

大嶋寧子さん顔写真

大嶋寧子 (おおしまやすこ)

リクルートワークス研究所主任研究員。金融系シンクタンク、外務省経済局を経て現職。個人の多様な希望が活かされ、生き生きと働ける社会をテーマに、雇用政策やキャリア、仕事の変化と夫婦の役割分担の在り方に関わる研究を行う。主な著書に『雇用断層の研究』(共著)、『不安家族 働けない転落社会を克服せよ』(単著)、『30代の働く地図』(共著)など。


執筆者プロフィール写真

体験談執筆者

A・I

横浜市在住、30代、会社員(メーカー勤務)

仕事と育児に奮闘中。
娘との週末の公園遊びで体力不足を実感する今日このごろ。

パパノミカタ メニュー