組織的な生産体制に基づき、品質、生産量並びに供給体制の向上及び安定を目指す、神奈川県内産農林水産物及び加工品にブランド名を付けました。その名は、「かながわブランド」。
生産・加工された生産物はかながわブランド振興協議会の審査を受け、登録を決定されると、「かながわブランド」となります。現在、61品目98品が登録されています(2017年10月11日現在)。
かながわブランド一覧
http://kanasan-no-hatake.jp/brand/brand_list.html
かながわブランドの中からいくつか紹介します。
横濱ビーフは、神奈川県肉牛経営者協議会の会員が生産した、神奈川県産の黒毛和牛の中で、肉質が「A4~A5」、「B4~B5」に格付けされた牛肉です。飼料には、おからやビール粕、品質を均一に保つため統一の「横濱ビーフA」を使用しています。こだわりの飼料で丹精込めて育てられた牛は、脂が高品質で絶品です。
肉自体がおいしいので、そのまま焼き肉で、パパらしく豪快に焼いて食べてください。
クッキングが得意なパパなら、ハンバーグがおすすめ。牛ひき肉7対豚ひき肉3の割合に玉ネギ、パン粉、卵などを混ぜて作ります。
おからや搾りかすなどの飼料を牛に食べさせるのは、牛肉がおいしくなるからばかりではなく、循環型農業を基本にした食物サイクルを重視しているからです。これらの飼料は餌やりに手がかかり、牛が大きくなるのにも時間がかかりますが、肉質の向上のため、手間を惜しまず大切に育てています。
牛肉には必ず「個体識別情報」が掲載されているので、チェックをしてみてください。生産者の顔の見える化が最近いわれることですが、だれが育てたのかもわかります。
株式会社小野ファーム 小野 利和(おの としかず)さん
厚木は生産地かつ消費地であり、輸送に時間がかからないため、樹上で熟度を高めたものを収穫し、着色や味に優れるトマトを出荷しています。
栽培品種は「マイロック」が大半を占めています。マイロックは、糖度と酸度のバランスがよく味にコクがあり、熟度が進んでも実の堅さを保つことができるため、直販が主流で、共販もある当地区の出荷形態に合った品種といえます。
塩こんぶトマト等が簡単でよいかと思います。
温暖な気候でじっくり育った厚木トマトは、糖度・酸度のバランスがよくてコクがあります。
神奈川県の「かながわブランド」にも認定され、消費者に信頼されるよう品質にこだわりを持って栽培しています。
厚木にお越しの際は、大型直売所「夢未市」にお立ち寄りいただき、厚木トマトをぜひご賞味ください。
JAあつぎ 臼井 宏衣(うすい ひろえ)さん
かながわブランドのひじきは天然のものを干してから蒸しています。部位によって「芽ひじき」と「長ひじき」に分かれていますが、芽ひじきは柔らかく食べやすく、長ひじきは少し固めで食べごたえがあります。どちらを選ぶかはお好みで!
養殖なので、色つやが良く、身が厚くて食べごたえがあり、品質がそろっています。捨てるところがなく、身、メカブ、茎など、すべて食べられるように加工しています。
わかめは生で、ひじきはゆでて、サラダに入れて食べるのが簡単です。
生のわかめをしゃぶしゃぶにして食べるのが、今流行です。また、戻して小さく切ったわかめに、かつお節、薄く切った焼きちくわを、しょうゆとごま油であえるのもおすすめです。
ひじきは、昔ながらの炒め煮がおすすめ。子どもたちにも食べさせたい一品です。
海藻には、水溶性の食物繊維が多く、ミネラルも豊富です。また特にワカメにはねばねばの素である「フコイダン」という、体に良いとされている栄養素が含まれています。さらに海藻はミネラルもたっぷりで、カロリーも低いのでダイエットにも向いている等、体にとてもいい!ので、1日1回は献立に取り入れてほしいです。
神奈川の産物は神奈川で食べる!をモットーに地域の産物を大いに食べましょう。
神奈川県漁業協同組合連合会 樋爪 由幸(ひづめ よしゆき)さん
黄金柑と今村温州ミカンを交配して作られました。種が少なく、皮がむきやすくなっています。見ためや色から、ユズやレモンの酸っぱい味を想像しますが、実際に食べてみるとほどよい甘さと酸味があります。また、さわやかな香りが特徴で、「幸せを呼ぶ、新感覚オレンジ」と呼ばれています。
子どもと一緒に皮をむいて、おやつや食後に食べてください。グリーンサラダに甘皮をむいて入れると、おしゃれなサラダになります。皮もジャム作りに使えます。
神奈川県西部の温暖な気候を生かし、太陽の光をたっぷりあびて育った「湘南ゴールド」。みかんより小さく、子どもにも食べ切れるサイズです。
春先の3月中旬~4月中旬、店頭に並ぶ黄色い果実を探してみてください。
JAかながわ西湘 秋澤 勇二(あきさわ ゆうじ)さん
柿生は昔から柿の産地で、生食用の柿を販売していましたが、「他に食べ方はないものか?加工品は?」と考えられたのがこのワイン。柿の香りがふんわり香る、すっきりとして飽きのこない甘口の白ワインです。
冷やして食前酒、またはデザートワインとして飲んでください。
焼き菓子(パウンドケーキなど)やケーキに入れたりと現在研究中です。
原料となっている禅寺丸柿は、800年前、鎌倉時代に麻生区の寺で発見され、日本最古の甘柿といわれています。子どもが寝てから夫婦の時間に、日本の昔を話したりしながら、味わってくれると嬉しいですね。
2017年は柿が豊作だったので、4200本ほどできました。毎年12月上旬が柿ワインのヌーボー発売時期です。
JAセレサ川崎柿生支店 中原 泰人(なかはら やすと)さん
他にもたくさんあります。詳しくはこちら