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かながわ版父子手帳

育児をしながら働くパパたちの工夫やコツ

働くパパたちの中には、仕事と育児を両立することに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回は、現在仕事をしながら育児をしているパパにオンラインで集まってもらい、実際に行っている工夫やコツを教えてもらいましたので、ぜひ参考にしてみてください。

参加したパパと、お子さんの学年・年齢

・Hさん(お子さん 4、2、0歳)
・Tさん(お子さん 小学校1年生、3歳)
・Kさん(お子さん 6、4歳)
・Iさん(お子さん 小学校1年生、3歳)
・Mさん(お子さん 小学校3年生、小学校1年生、3歳)

家事の時短・効率化は当たり前!?

-家事分担のコツ・家事の時短や工夫について教えてください

  ロボット型掃除機

Hさん)我が家は、水拭きもできるロボット型掃除機、食洗器、乾燥機付洗濯機、電動調理器などの、家電にアウトソースしています。家事のボリュームが減った分、育児や、夫婦の時間も増えました。また、家事分担は、以前は当番制にしていましたが、気付いた方がやるスタイルの方が自分たちには合っているので、その分のストレスは軽減されました。

Kさん)自分が子供の頃から家の手伝いをやっていて家事は得意です。みそ汁や煮物を作るときも、鰹節等の出汁から取っています。でも、第2子が産まれた時に育児が大変になり、妻に食洗器のプレゼンをして購入しました。食器洗いの分担の駆け引きのストレスが無くなって良かったです。

Mさん)妻の先入観で、洗濯物は天日干しにこだわっていました。しかし、調べてみると乾燥機をかけた方が殺菌力が高いというデータもあり、そういうもので妻に納得してもらって乾燥機を使っても良いかという話になりました。

家電購入をママに納得してもらうために費用対効果を数値で見せる等工夫している話を聞くと、家事を時短することで、子供に向き合ったり、夫婦の時間を作ろうとするパパの真剣な姿勢を感じました。

Iさん)私は、家の物を増やさないように工夫しています。そうすることで、家の掃除がラクなんです。子供のものが増えるのは仕方ないけれど、家の物を増やさないように、家具なども必要最小限にしています。

Tさん)家電にまかせたい時もあるけれど、子育てに疲れたり、行き詰っている時には、家事をする時間が気分転換にもなります。また、子供が、家事をしている父親を見て興味を示してくれるので、家事をする姿を子どもに見せるのは育児において大切な面もあると思っています。

この意見にはみなさん「そうそう!」と共感していました。

「良き」ワークライフバランス。

-働き方の工夫や有休の活用はされていますか

  パパが仕事をする様子

Tさん)私は、次男が産まれたタイミングで育児休業を半年とり、復帰してからは時差出勤で働いています。共働きなので、朝の送り出しは妻が行い、次男の保育園と、長男の学童のお迎えには私が行っています。また、子供が病気になったときなどは妻と分担して、休暇を取得しています。

Hさん)ハードワークが好きな人が集まっている企業なので、以前は長時間勤務もしていました。ただ、新型コロナが流行して、第2子も産まれて、働き方の見直しが必要となり、朝の時間を有効に使うようになりました。早朝の2時間でメールチェック等の雑務をこなすことで早く終業でき、夕食や寝かしつけもできるようになりました。また、仕事柄、遅い時間の業務もあるのですが、そこはチームのメンバーに協力してもらっています。その代わり、朝早い時間の仕事は私が対応して、お互いフォローし合える関係を築いています。あとは、普段から育児の大変さをメンバーに発信しています。

この後は、「ワークライフバランス」についての話題になりました。

Tさん)私は、プライベートを充実させることで、ただ楽しいだけではなく、そこでの体験や経験で得た知識やスキルを仕事に還元できるように意識しています。また、それらを発信していくことも大事だと思います。

Iさん)新型コロナをきっかけに、働き方が変わってきているのを感じています。柔軟に働けるようになって、会社にも家庭の状況を伝えて理解してもらい、個人面談等にも参加できています。

育児休業や時短勤務は職場の協力も不可欠なので、協力してもらえるような関係性を構築して、自己研鑽に充てることができれば、お互いにとってプラスになりますね。

1対1を大切に。

-お子さんと過ごすときに心がけていることはありますか

  親子が釣りをする様子

Mさん)我が家は娘が3人ということもあって、毎日がバタバタしていて、どうしても下の子に構いがちになってしまいます。その中で、親子の関係性について考えることがあり、「父親-長女」「母親-次女」といった1対1の時間を大切にしています。例えば、母親が裁縫を教えたり、父親が釣りや楽器を教えたりする『習い事教室』のような仕組みを作って、その時間は個人同士の関係性を深めるように取り組んでいます。また、子供が小さい時から、子どもと2人で遠出して、パパと出かける楽しさの経験を積んできています。

Kさん)私は、子どもが困っているときに手を差し伸べたいので、可能な限り時間を共有するようにしています。あとは、仕事柄なのかもしれませんが、例えば子供がなぜ泣いているのか論理的に考え、どう対処するのかが、親自身のスキルアップにも繋がると考えています。

Tさん)学校や保育園での出来事や感想を子供の言葉で聞きたいときに、家だとどうしても落ち着かないので、あえて帰り道、お風呂、散歩などの状況を作って、子供から自発的に意見を言ってくれるように工夫しています。

ここでは、「関係性」がキーワードとなり、1対1で良い関係性をつくることで家族の関係性に繋がり、これが、仕事で部下と個人面談しながらチーム作りをするといったことにも繋がるという話にも発展し、一同納得していました。

家族も大切、自分も大切。

-息抜き方法等について教えてください。

  サッカーボール

Iさん)仕事と育児の両立、そのためのエネルギーをチャージするために、自分の時間も大切にしています。サッカーが趣味なので、週1回は社会人チームで試合をしています。実は、第1子が産まれた時は、育児に張り切っていたので、趣味は我慢していました。でも、次第にストレスが溜まって、仕事も育児も上手くいかない期間がありました。そのことから、仕事も子育ても頑張るために、自分の趣味を楽しむことは大切だと感じています。

Mさん)私は、バンド活動や、アウトドアも好きなので、どうやって続けていくかを考えました。趣味と子育てを直結させるのが良いかなと思い、子連れでデイキャンプに行ってたき火をしたり、子育て支援センターで子供にもわかる曲をバンドで演奏したりしています。
あとは、週末に夫婦会議という名の飲み会をしています。最初は、家事・育児に関することをパソコンで管理していましたが、妻のストレスになったため、今は好きな酒とつまみを持ち寄って、子育てやお互いの仕事の愚痴がメインの飲み会になりました。夫婦会議は、色んな家庭に勧めてはいますが、目的や方法はそれぞれで、お互いに納得したところに落ち着かせるのが大切。最近は小3の長女もこっそり参加しています。

息抜きに大切なのは、自分の欲求ばかりではなく、ママにもリラックスしてもらえる時間を作ってバランスを取ること。パパの飲み会を入れる時は、ママの美容院も入れるなど、小技?を駆使している家庭もあるようです。
家族も大切だけど、自分も大切。「ワンチーム」でサイクルしていくのが大事なんですね。

最後に・・・

-全体を通して感想などを教えてください。

Hさん)今は育児をメインにフォーカスしているけれど、今日の皆さんの話を聞いて、将来子供が成長した時には、前向きに仕事にも取り組めるようにしたいと思いました。

Tさん)改めて、子育て・仕事・夫婦関係を振り返る時間になりました。

Kさん)我慢しない、無理をしない、言葉に出すことが大切なんですね。

Iさん)特に、子どもとのコミュニケーションの知恵やアドバイスが励みになりました。

Mさん)パパ同士で話をする機会の大切さを改めて感じました。自分より若いパパの話も聞けるのが貴重でした。

未来志向な意見が数多く出ました。それぞれのお悩みをまとめて解決できるような答えはないけれど、みんなで模索しながら前に進みましょう。

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