黒河内 佑紀(くろこうち ゆうき)さん
エンジニアとして働きながら、NPO法人全日本育児普及協会のパパ講師としても活動中。現在、10歳の男の子のパパ。子どもが興味をもった観光地や世界遺産には、できるだけ実際に出かけるようにし、現地でその土地ならではの食べ物を味わったり、歴史を一緒に学んだりする時間を大切にしています。
親子で楽しみながら県の子育て支援を知ることができる「かながわ子育て応援フェスタ」が開催されました。
トークショーや子どもたちの元気なダンスパフォーマンス、LINE公式アカウント「かながわ子育てパーソナルサポート」(以下、「パーソナルサポート」)を友だち登録すると参加できるガラポン抽選会のブースまで盛りだくさん。2025年11月8日(土)・9日(日)の2日間、イオンモール大和とイオンモール座間で行われ、会場には多くの家族連れが集まりました。
今回は、2025年11月8日にイオンモール大和で行われたイベント当日の様子をパパ目線でお伝えします。
| 日時 | 会場 |
|---|---|
| 2025年11月8日(土) 11:30~15:00 |
イオンモール大和 |
| 2025年11月9日(日) 11:30~15:00 |
イオンモール座間 |
まずステージで盛り上がりを見せたのは、午前の部と午後の部で3組の団体により行われた、子どもたちが元気いっぱいに踊るキッズダンスパフォーマンス。運動会などと重なり、全員が揃わなかったチームもありましたが、音楽が流れると、ステージに立つ子どもたちは少し緊張した表情を見せながらも、一生懸命に踊る姿がとても印象的でした。
パパとしては、子どもの「一生懸命さ」を間近で見られるだけで胸が熱くなります。客席にはスマートフォンやビデオカメラを手にしたパパやママの姿が並び、わが子の成長を見守るまなざしが温かく、会場全体が笑顔で包まれていました。子どもたちのステップや振り付けの一つ一つに、観客の拍手や歓声が自然に生まれ、まさに「子どもたちが主役」の空間。親としても、こうした瞬間に立ち会えることの喜びを改めて感じられました。
会場では、神奈川県が運営するパーソナルサポートの紹介も行われていました。パーソナルサポートでは、お住まいの地域や子どもの生年月日等の登録内容に合わせた行政支援情報や地域の情報を届けてくれるほか、チャット形式で簡単に専門家に相談できるサービスもあります。
自分も登録してみたのですが、子育てイベントや支援制度の情報がタイムリーに届き、「こういう便利なサービスがあるのか」と驚きました。仕事の合間や通勤時間にスマホで気軽に情報をチェックできるのはとても助かります。
また、パーソナルサポートのメニューからは、県が発行する「かながわ子育て応援パスポート」を表示することもできます。パーソナルサポートを通じて協力施設の情報を確認することができ、割引サービスや特典を受けることができるのも魅力のひとつです。会場になっていたイオンモール大和でも複数の店舗で利用ができるようでした。「支援情報を知る」だけでなく、日常の買い物でも子育て家庭に嬉しいサービスがある仕組みになっていて、リアルとデジタルがつながるサポートだと感じました。
午後には、地域の子育て支援施設のスタッフ による「まちの子育て情報交換会」が行われました。日々の悩みや工夫、サポートの活用方法が紹介される中で、会場のパパやママも熱心に耳を傾け、「一人で抱え込まない」「地域のつながりを大切に」というメッセージには、思わずうなずいている姿が目立ちました。
特に印象に残ったのは、「子どもの権利を尊重すること」というメッセージです。親として、子どもが安心して自己表現できる環境をどうつくるか――改めて考えるきっかけになりました。また、近年はパパの子育て支援に関するイベントへの参加も増えており、支援施設の利用や地域のつながりにパパが関わる機会が増えているとのことです。会場でも多くのパパたちが真剣に話を聞く姿が見られ、子育てに対する関心の高さを感じました。
子育ては、ひとりで完璧にやろうとするよりも、周囲と支え合うことでぐっと楽になります。「困ったときに頼れる場所がある」という安心感が、家庭の笑顔を守る大きな力になるのだと思いました。
続いて登壇したお笑いタレントやしろ優さんによる子育てトークショーでは、笑いを交えつつも、親なら誰もが共感できるエピソードが満載でした。会場全体が和やかで温かい雰囲気に包まれ、普段の子育ての大変さと楽しさを改めて実感できるひとときになりました。
やしろさんのトークでは、具体的な子育ての工夫も紹介されました。たとえば、「ポケモンのサトシのモノマネをすると、子どもが言うことを聞いてくれる」という、思わず笑ってしまうエピソードに客席も大盛り上がり。しかしその根底には、「命令口調ではなく、なんでも“面白がる”気持ちを大切にする」という深いメッセージが込められていました。
また、「家族ぐるみのサポート」があるからこそ子育ては続けられるというメッセージも心に残りました。笑いながらも、「子育ては一人で背負うものじゃない」という温かい思いが伝わってきて、子どもとの時間をもっと大切にしようと素直に感じるトークでした。
また、会場には、子どもたちが夢中になる仕掛けがたくさん。バルーンパフォーマンスではカラフルな風船が次々と動物やキャラクターに変身し、子どもたちは目を輝かせて見入っていました。
「かながわ子育てパーソナルサポート」を友だち登録すると、その場でガラポン抽選会に参加できる仕掛けもあり、親子で楽しんでいる方が多く見られました。子どもがガラポンを回す瞬間の「当たるかな?」という表情はたまらない可愛さ!
さらに、神奈川県の公式PRキャラクター「かながわキンタロウ」も登場し、多くの人が写真を撮ったり手を振ったりと大人気。専門スタッフに相談できる子育てブースもあり、楽しみながら学べる工夫が随所にありました。
一日を通して感じたのは、「子育ては家族だけで頑張るものじゃない」ということ。行政のサポートや地域の人とのつながり、そして同じように奮闘するパパ・ママの存在が、どれほど心強いかを改めて実感しました。
子どもがステージで踊る姿を見て、トークショーで笑い、パーソナルサポートで子育てに関する情報を得る——どの瞬間にも「子どもたちの笑顔を中心に、みんなで支え合う」温かさがありました。
息子が小さいときにこうしたイベントがあれば、参加したかったです。そして、今日の経験を通して「子どもとの時間を楽しむパパ」であり続けたいと感じました。