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子育てパパの井戸端ラジオ「パパトーク!」2024 パパ同士で語ろう!先輩パパとのお悩み相談会

2024年11月24日(日)、「子育てパパの井戸端ラジオ『パパトーク!』をオンラインで開催しました。パパさんたちの日頃の思いや意見を聞かせていただきました。

主なトークテーマ

  • パパならではの子育ての工夫
  • 子どもの習い事どうする?
  • 子育ての時間管理術
  • 自分の機嫌の取り方
  • 子育てに対する意識のギャップ

●はじめに

今回のテーマは、「パパ同士で語ろう!先輩パパとのお悩み相談会」です。

イベントは、6名の「先輩パパ」を中心に、自身の体験談に基づくエピソードを交えながら、率直な意見交換を行いました。当日は、約50名もの参加者が集まり、大いに盛り上がりました。

パパならではの子育ての工夫 パパならではの役割とは?ママとのチームプレーのコツは?

●好き、得意で貢献することが家族のハッピーになる!

最初のテーマは「パパならではの子育ての工夫」。

印象的だったのは、家事や育児の負担を偏らせないために、エクセルでやることをリスト化し、夫婦で分担しているというパパのお話です。

■先輩パパ

「子どもが生まれると一気に『見えない家事』が増え、日常の些細なことで妻と衝突することもありました。『このままではいけない』と話し合いを重ね、やることをリスト化することで、お互いの家事や育児の負担を分けることができました。特に、自分の得意な家事の分野を見つけ、家庭内での役割を明確にすることがストレスを減らすカギになったと感じています。」

■参加者からの質問

Q:エクセルでのリスト化は大変ではありませんでしたか?

A:確かにリスト化には手間がかかりますが、一度リスト化してしまえば、その後の分担はスムーズに進みました。夫婦でお互いの負担を見える化することで、双方が納得いく形で分担できました。

パパの好きや得意を活かして、家庭内のバランスが取れる好事例ですね。

子どもの習い事どうする?習い事は何歳から?どうやって始める?おすすめの習い事は?

●どうすればいいの?子どもの習い事

続いて、「子どもの習い事」について。男の子2人を育てるパパが子どもたちに多くの習い事をさせることによる効果について、教えてくださいました。

■先輩パパ

「うちでは、9歳の長男はダンス、バスケ、学習塾、5歳の次男はダンス、サッカー、体操を習っていて、週の半分以上は習い事に時間を使っていますね。習い事に通うことで、家の中や学校、幼稚園では見られない成長や個性を見ることができます。中でも自分は、子ども自身が困難を乗り越えて自信を付けた瞬間を近くで見られたことが嬉しかったです。それと同時に子どもや親自身も交流の輪が広がって、新しい友人もできました。最初は親主導で始めた習い事でしたが、大変ではあるものの結果的に子どものためになり、勧めてよかったと感じています。」

■参加者からの質問

Q:0歳の子どもがいます。自分は音楽が趣味なので、子どもにも音楽をやらせたいという気持ちがあり、子どもの意思を尊重するべきか迷っています。

A:自分は、最初は親の興味を反映した習い事をさせたとしても、その後は子どもの意志を尊重したいと思っています。

さらに、5歳の子どもが習い事を始めたばかりだという別のパパからは、「今はまだ子どもが積極的に習い事に行きたい!という感じではないので、無理強いはせず、家庭内で親が先生となって教えるといった工夫をしている」というお話もありました。

習い事は、スキルを得るだけでなく、幼稚園、保育園や学校以外での新たな人間関係を築く機会にもなりますが、なにより大切なのは子ども自身の気持ち。子どもが心から楽しめるよう、親としていろいろな選択肢を提供してあげることが大切だと感じました。

●マインドチェンジで上手に時間管理

次のテーマは「子育ての時間管理術」について。「自分の時間を持ちたい」という気持ちがありつつ、「仕事に家事に育児…とてもそんな時間はない」という葛藤…。3人の子どもを育てるベテランパパが体験談を話してくださいました。

■先輩パパ

「先日、同じ地域に住むパパさんたちと、子どもを寝かしつけた後に集まって『パパ飲み会』を行ったのですが、その時に“自分の時間が持てないとストレスが溜まるよね”という話が出ました。

話をしているうちに、“育児中はどうして自分の時間が持てないのだろう”と疑問が沸き、次第に“日々自分たちが時間をかけている家事や育児は、本当にそうすべきことなのか?”と考えるようになりました。とはいえ、夫婦で考え方や価値観が同じというわけではないので、自分だけで考えるのではなく、夫婦で相談して「家事、育児の方法」を見直し、お互いに納得した上で新しい方法を取り入れることができれば、時短や負担の軽減につながります。これは時間管理だけでなく、夫婦の関係を円滑にする上でも大切な要素だと気づきました。

また、我が家は子どもたちを20時から翌朝6時まで、1日10時間寝かせています。子どもたちを寝かせた後、自分たちの時間を確保するようにしています。」

この早く寝かしつけるという話には、他のパパさんたちも興味津々。

■参加者からの質問

Q:20時に寝かしつける場合、食事や入浴の時間はどうしているのですか?

A:共働きなので、食事はまとめて1週間分の作り置きをしています。ただ、なかなか続けるのが難しく、上手くいかない事も多いです。

柔軟に工夫を重ね、家族との時間と自分の時間のバランスを上手にとることが家庭内を円滑にする秘訣かもしれませんね。

●自分の機嫌は自分で取る!!

続いてのテーマは、「自分の機嫌の取り方」です。「いけない」と思っていても、つい奥さんや子どもに当たってしまう…そんなお悩みを抱えるパパさんも意外と多いのでは…?

■先輩パパ

「私は育休を取得する際、『育休期間中は朝から家事を徹底的にやるべきだ』と、あるべき論が先行して子どもにきつく当たってしまうことがありました。それをきっかけに、妻や子どもだけではなく、自分自身のケアも大切だと思うようになりました。

例えば、子どもを寝かしつけた後に自分の時間を確保しようとしたとき、『早く寝てほしい』という気持ちが強くなり、なかなか寝てくれない子どもにイライラしてしまったことがあります。そのため、今は朝の時間を上手に使うようにしています。我が家では、起きるかどうかは自己責任ですから、子どもに対してイライラすることはありません。朝の5時から6時までを自分のための時間に充て、楽器を演奏したり、ヨガをしたり、ランニングをしたり……。時にはゆっくり睡眠を取る時間に充てたりして、過ごし方を自分で決めています。」

逆に子どもが早くに目を覚ましてしまうというパパからは、「私は普段在宅勤務なので、5分~10分のスキマ時間に、休憩もかねて自分のやりたいことをやっています。正直もっと時間は欲しいのですが……」という切実な思いを聞かせていただきました。

「パパとしてのあるべき姿」を追求し、パパとして育児に積極的に参加しようとするパパは特に、「パパ自身のケア」を後回しにしてしまいがちで、「パパの産後うつ」のような状態に陥ってしまうことがあります。自分の機嫌はちゃんと自分で取れるよう、上手く時間を捻出したいですね。

●価値観の違いはあって当然。まずは話してみよう

最後は「子育てに対する意識のギャップ」というテーマで締め括りです。地域によるギャップ、職場によるギャップ…パパさんたちを悩ませるギャップにはどんなものがあるのでしょうか?

■先輩パパ

「自分の住んでいる地域では、積極的に家事や育児に関わっているパパがあまりいないのではないかと思っています。自分は保育園の送迎なども好きでやっているのですが、職場においても地域においても、周りに自分の考えやスタイルがあまり受け入れられていないのかな?と悩む時があります。」

この悩みには、「子育てに対する意識のギャップは、パパに限らず、みんなに共通する悩みですよね。私が住んでいる地域の小学校でも、PTAの会長はパパですが、運営のほとんどはママが中心で、昔ながらの価値観が残っていると感じる面がありますね」と共感するコメントが寄せられました。

話題は育休の話にうつり…

「近年、男性の育休取得は半ば義務化になっているのが世間の流れのような気もしますが、まだまだ取得すること自体、イレギュラーな感じもします。そうしたギャップを今まさにリアルに感じていますね。」

「育休は制度になっているから、職場は理解を示さなくてはいけないけれど、同僚が心の奥底でどう思っているのか、分からない部分はどうしてもあります。さらに復職するときは、『育休取得したのだから復帰後はバリバリ働けるよね?』と周りからプレッシャーをかけられることもありますよね。」

この話題は参加者からもチャットを通して沢山の質問が寄せられました。

その中で、多くの参加者が関心を持っていた質問を1つ紹介します。

■参加者からの質問

Q:育休を取得することで生活費や子どもの教育費への影響などはありませんでしたか?

A:手当金がもらえたり、社会保険料が免除されたりするので、経済面はそれほど影響がありませんでした。ですが、実際に育休を取ってみた感想としては、会社で仕事をしている方が楽だと感じる場面もありました(笑)

育休は法律や給付制度はここ数年で整備されているとは言え、ボーナスの査定に影響があるなど、勤め先や取得する期間によって差があります。取得に当たっては職場の人事部によく確認し、「こんなはずではなかった」を防ぐことも忘れないようにしたいですね。

●アンケート結果から見える子育てパパの思い

今回のイベントでは、参加者に事前に「子育てのマイルール」や「将来、子どもにどんな人になってほしいか」というアンケートを行いました。

特に多かった回答は、「『手伝う』ではなく、『自分もやる!』というスタンスで育児に取り組む」という回答でした。また、子どもの将来については、「自分のことは自分で決められる、心優しい子に育ってほしい」という願いが多くのパパに共通していることが分かりました。

●最後に…

今回のパパトークイベントは、パパさんたちが育児に対する思いや悩みを率直に共有し、共感し合う貴重な場となりました。どのテーマも簡単に答えが出るものではありませんが、参加者同士の意見交換を通じて、多くのヒントや励ましを得ることができたのではないでしょうか?パパさんたちが前向きに、そして自分らしく育児に取り組むための支えとなるような場が、今後も増えていくといいですよね。

2024年度オンラインイベント企画 子育てパパの井戸端ラジオ「パパトーク!」概要

日時
2024年11月24日(日)午前10:00~11:30
対象
パパの本音を聞いてみたい方ならどなたでも(無料)
場所
オンライン(Zoom)で実施

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