かながわパパ応援ウェブサイト
かながわ版父子手帳

親子のコミュニケーション

子育ては「共育ともそだち」のプロセス。

子どもの成長はらせん階段

行ったり来たりして、確かな成長(人生)のバネを一緒に築いていきましょう。

一度成長が進んだように見えた姿(卒乳やオムツはずれなど)が、実は仮の成長だったかのように元に戻ることがあるのです。すると大人は慌てて以前より多様な手をつかい、子どもの成長を促します。つまり、大人の手がかかるように、子どもはしかけていて(多くは引っ越しや第2子が生まれた時など)、自分の成長に弾みをつけています。信頼のおける周囲の大人に、自分からSOSを発信できる子どもになっているのです。

子どもの成長は「らせん階段」のように、同じように見えることを繰り返し、少しづつその子のペースで上に伸びていきます。何歳になっても、抱っこの関係やぶらんこの関係を行ったり来たりして、親子のコミュニケーションを大切にしてください。それがたくましい成長につながる人生の「バネ」を築くのです。子育ては、大人も豊かに成長させてくれる共育ちの仕事。乳児期からチームワークを発揮して、大人たちで支え合ってくださいね!

発達の特徴

発達の個人差は1年前後あります。パパもママもあせらないでくださいね。

0歳
感覚・運動的な動き、愛着関係の形成期
親と子で同じモノを一緒に見て感じて信頼関係を。いろいろな大人に抱っこされたり、モノをつかんで、つかまって。自分の身体を手や足でしっかり支える。すごい、一人で立てた!ハイハイできた!
1歳
探索行動、ことば・歩行の始まり
好奇心で何でも見て(探索)自分の世界を広げます。親子で声や言葉をまねっこして言葉の世界を広げてあげて。自分で生きる力のはじまり。事故に注意してね。
2歳
模倣・繰り返しが大好き、ことばの増加・手の器用さとイヤイヤ期
パパやママのまね上手。絵本や手遊びの繰り返し・シール貼りが大好き。でも、私のこと理解してくれない・うまくできないとひっくり返る「イヤイヤ期」。あの手この手で何とか乗り切って(子どもは大人の顔色を読む勉強中)。大人のチームワークを発揮してね。
3歳
自己主張と反抗、おしゃべり期
友だち世界へのはばたき。一日中のおしゃべりを聴いてあげてね。でもしっかり「いけない」も伝えてください。生活習慣(食事、着替え、排泄、清潔、睡眠)の少しずつの自立が自信に。また、昼間(光)の外遊びが夜(暗)の眠りを誘います。
4~5歳
生活習慣の自立、社会的ルールの理解、友だちの世界の充実、因果関係を理解して創造的な世界をつくりだす時期
集団ルールのある友だちとの遊びで、体中のエネルギーの発散を。子ども同士の行動が多くなり相互のコミュニケーションが活発に。けんかも多くなって大人も子どもの友だち関係に巻き込まれます。大人のチームワークと相談が大切です。一方子どもは友だちと一緒にイメージや目的、ルールを共有して、秩序を踏まえた創造活動を展開する力をもちます。
学童期
具体的思考から抽象的な思考へ、何でも一人で頑張る理屈家の時期
精神的自立のはじまり。親もわが子に一人の人間として誠意をもって接して、言葉で相手を。子どもは自分の好きな世界から他の世界にも関心を広げます。「へりくつ」も達者です。親は、子どもの友だち関係や好きなことを知っておきましょう。きちんと向き合って!

関東学院大学 教育学部
教授 土谷 みち子 (つちや みちこ)

専攻は臨床発達心理学、保育学。家庭支援論をはじめ子育て支援総論や乳児保育などを担当する。

パパノミカタ メニュー