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かながわ版父子手帳

パパ友は、地元にできたかけがえのない友達

現在は神奈川県在住でも、出身地は別の場所、というパパも多いと思います。
職場と自宅の往復だけではなかなか地元に知り合いはできないものですが、子どもが保育園や学校で友達ができると、それをきっかけに地元にパパ友ができることもあります。

今回は、他県出身ながらお子様の保育園を通じてたくさんのパパ友ができ、そのパパ友の一人と会社を起ち上げた添田さんに、パパ友づくりについて伺いました。

添田さんイメージ

添田 昌志(そえだ まさし)さん

株式会社パパカンパニー代表取締役
親子のお出かけ情報を発信するWebサイト「あそびい横浜」を運営。
一級建築士。東京工業大学特任准教授。横浜市立大学非常勤講師。

2人の男の子のパパ。横浜市在住。

この原稿は、地元の小学校で夏祭りがあった次の日に書いています。

この日のお祭りでは、今は小学4年生になった長男の保育園の時のパパ友、今の小学校のパパ友、小学2年生の次男の保育園の時のパパ友と、とにかくたくさんのパパ友と会い、楽しく話をし、屋台で買ったものを一緒に食べたり飲んだりしました。
自宅からすぐの場所で、家族も一緒にとても楽しい充実した時間を送ることができました。

そもそも私は関西の出身で、今住んでいる横浜市都筑区の町内には、知り合いは全くと言っていいほどいませんでした。それがこんなに多くの友達が地元にできるとは、当初は全く想像していませんでした。

九州出身パパの「お花見で一緒に飲もう!」の一言が関係を変えた

長男は0歳から近所の保育園に通わせていました。そこで多くのパパ友と出会ったわけですが、最初からパパ同士の交流があったのではありませんでした。

きっかけは長男が3歳の春にしたお花見でした。つまり、保育園に入ってから3年間は何の交流もなかったわけです。
よく、「ママ同士はすぐに仲良くなってママ友になるけど、パパ同士はなかなか話もしない」と言いますが、我が保育園も全くそのパターンでした。

このお花見もママが「子どもと近くの公園でお花見をしよう!」と企画し、ついでにパパが数人参加していた、という感じでした。
そんな中、「一緒に飲もうぜ!」と九州出身のあるパパが言い出したことが、パパ同士が初めて話すきっかけになりました。

私は自分から話しかけていくタイプでも、そこまで飲むことが好きなわけでもないので、このように場を作ってくれたパパには大変感謝しています。

「キャンプ」に「スキー」に「朝ラン部」も!!

キャンプ イメージ

その後、今度はパパだけの飲み会が企画され、そこに十数人のパパが参加して徐々に仲良くなっていきました。なんだかんだ、日本人の男というのは、飲むのが一番のコミュニケーションなんだなと思います(笑)
ただ、パパ同士で飲んで終わりではなく、保育園では子ども同士が既に友達になっていて仲が良いわけですから、次は子どもを連れて遊びに行こう、という流れに自然となりました。

最初は近くの公園で一緒に遊んだりという感じでしたが、すぐにBBQやキャンプなど遠出をするようになっていきました。
繰り返しになりますが、そもそも子ども同士は仲が良いので、一緒に出かけると子どもは友達と遊べて楽しいし、1人ではしないことも友達がいるとしたりするし、親も1対1で子どもの面倒を見なくてよいので楽という、“みんないいよね”、という循環が得られました。

  スキー イメージ
 

その結果、春と秋にはキャンプ、夏には海水浴、冬にはスキーと、パパ友と家族ぐるみのお出かけをすることが、毎シーズンの恒例行事となっていきました。キャンプは最大10家族で一緒に行ったこともあります。

長男は保育園を卒園して4年になりますが、保育園のパパ友とのお出かけイベントはいまだに毎年続いています。というより、子どもにとっても家族にとっても私にとっても、なくてはならないものになっているのです。

  朝ラン部 イメージ
 

パパ友とのつながりは、長男だけではなく次男の代でも広がっています。次男のパパ友とは「朝ラン部」を作り、パパだけでなく、ママと子どもも一緒に週末の朝、近所の緑道を走っています。
地元ですぐに集まれるからこそ、こういうことができるのだと思いますし、子どもも友達と一緒だからする、続けられるのだと感じています。年に2、3度、みんなで大会に出たりもしています。

パパ友づくりのポイント

私にとってはある意味“他力本願”で始まったパパ友生活。
それでも、今振り返ると継続のポイントは、以下のようなことかなと思います。

パパ友づくり4箇条

 
【第1条】肩ひじ張らず一回一緒に飲んでみる。
私はお酒自体はそんなに好きな訳ではないですし、いつもソフトドリンクでお付き合いしているパパ友もいますが、とにかく話をするきっかけとしては「飲もう!」というのが分かりやすくシンプルで良いのだと思います。
【第2条】飲みの場では仕事の話よりも、自分の趣味や家族の話をする。
飲みの場では仕事の話をしない、というのは、結構大きかった気がします。
「子どもとしてみたいこと」みたいなものこそ、共通の話題になります。逆に、仕事の話をしてしまうとなんだか堅苦しくなってしまいます。いまだに私が何の仕事をしているかよく知らないパパ友もいたりします(笑)。
【第3条】子どもが仲のいい友達の家族と一緒に出かける。
やはり、子どもが楽しいことが一番です。親も続けようと思う動機になりますし、ママの共感と積極的な協力も得られます。逆に子どもをほったらかして、パパだけで盛り上がってしまうと反感を買うばかりです。
【第4条】自分ができることは惜しまず提供する。
私の場合、最初の声かけは苦手だったわけですが、キャンプは昔から経験があったので、キャンプに行く時の幹事や行った際の段取りなどは積極的にやりました。

パパ友との出会いで充実した子育て生活、そして起業

とにかく私はパパ友のおかげで、地元での暮らし、子どもとの暮らしがとても充実したものとなりました。
またその後、縁あって、パパ友の1人と一緒に「パパカンパニー」という会社を起業することになりました。これは、知り合った時点でお互いに独立していて、自分の会社を持っていたという事情も大きかったのですが、「親子で横浜で過ごす時間をもっと楽しいものにするためのサービスを提供しよう」という思いで一致したことがきっかけとなりました。自分ひとりではできなかった新しい仕事の領域に踏み出す出会いが、子どもの保育園にあったのです。

起業の話は少し特殊かもしれませんが、パパ友との出会いが子どもとの生活を楽しくしてくれることは、多くのパパに当てはまることだと思います。
この原稿が皆さんのパパ友との交流のきっかけとなり、子育てライフ、地元ライフが充実したものになればとてもうれしく思います。

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横浜エリアのお出かけ情報が満載のWebサイト。
パパママ目線で作られているのが特徴です。

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